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院長ブログ

色々話そう!月経困難症について

「人生変わるよ!!」と時々、月経困難症で長年悩んでいて来院された方に時々、思わず私が言ってしまう言葉です。そして、治療を開始して数ヶ月後に来院してきた方に「人生変わった?」と聞くと多くの方が「はい」と答えてくれます。それを聞くと女性ヘルスを専門とする婦人科医としてはとても喜びを感じます。月経困難症の治療には、そのひとの状況において色々な選択法があります。漢方薬、ミレーナというリングのようなものを子宮内に挿入したりする方法もあります。しかし、主流としては低用量ピルかディナゲスチン(プロゲスチン)でしょう。それぞれに関しては、私は当然のことながらご本人と相談して決定していきます。一つだけ開業して1年4ヶ月、気になることがあります。「月経困難症」は程度の差こそあれ、ひどい方は疾患とみなされます。当然、保険診療ですし、薬も保険診療で処方します。若い方で、お忙しいのでしょうかオンラインで効果は同程度ですが低用量経口避妊薬を処方されている方が、散見されます。しっかりと受診し、血液検査などもし保険適応となる低用量治療用ピルを使用することをお勧めします。